断捨離で思い出したこと
2020/05/23
こんにちは。マネージャ中橋です。5月下旬に入り新規コロナ感染者数が減少し、少し不安から解放された方も多いのではないでしょうか。しかしながら、今回の事態は非常に多くのことを変えてしまいました。南米などでは全く収束には程遠い状況ですが、これをポジティブにとらえて、今後良い方向に変えていくためのきっかけと思うことにしています。
4月の休業期間中は、ひたすら断捨離をしていました。元々そんなに物は持たない方だと思っていたのですが、改めてクローゼットや本棚をチェックするとけっこういらないものを溜め込んでいたことに気づきました。私は洋服を買うのは主にネットなのですが(洋服屋さんに行くのが苦手なのです)、やはり実際に届くものは想像していたものと違うことがままありまして、しかも黒が大好きなので画面上で見ると細かいディテールはよくわからないことがあります。
以前、ゆったりとしたシルエットの黒のワイドパンツが欲しくて、シースルーの生地が重なっているパンツをネットで買ってみたのですが、いざ届いて試着してみたところ第一印象は「・・・陰陽師?」でした。一度そう思ったらもうそれにしか見えなくなり、結局そのパンツは日の目を見ることはありませんでした(笑)。
今は年齢を重ねて、「ベーシックアイテムの良さ」がわかるようになったのですが、若いころは割と「個性的じゃなきゃオシャレじゃない!」と思いこんでいた節がありました。初心者がよくやる失敗です。ちなみに、若い頃の服装で言われたことがあるのは「ドラクエの村人」「黒魔導士」「殺し屋」「くノ一」「魔女」などです。・・・なんとなく共通点があるような気もしますが。
髪型についても同じで、「太い・多い・ややくせ毛」という三重苦でものすごく扱いづらい髪質なのにも関わらず、いろいろやりたい気持ちがありすぎて逆に失敗していた気がします。特に10代後半から20代の頃はその傾向が強く、「ツイストパーマをかけたい!」→「もんたよしのりに」、「前髪パッツン可愛い!」→「麗子像に」、「PUFFYの由美ちゃんみたいなスパイラルパーマをかけたい!」→「ダイアナ・ロスに」などなど、数々の過ちを犯してきました。お若い方はあまりピンとこないと思いますが、おおむねアラフォー以上の方にはたやすく想像していただけるかと思います。そしてもっと小さい頃は母が髪を切っていたので、「バナナマン日村」「モンチッチ」の時代もありました。
そんな「いろんな髪型にしたい」欲も、今通っている美容室の担当によって、いい意味で打ち砕かれました。彼は私の中学校の同級生なのですが、この道20年以上のベテラン。彼は高校を卒業した次の日に上京して、アシスタントとして働きながら美容師免許を取り(今は専門学校に通わないと無理ですが)、それからずっと表参道や原宿で活躍し、一時は芸能人の方のヘアメイクも担当したり、経営者として多くのスタッフを抱えていたという経歴を持っています。しかし、いろいろやり切ったのでもう一人がいいと言って現在は完全プライベートの美容室にしているのですが、そんな彼に「この髪質はショートしか無理」と宣言され、以来、ショートカット以外は許されていません。
ショートカットにしてからは新たに「【せんせい】の時の森昌子」(古くて申し訳ありません)などと言われますが、優しいお客様から「似合ってます」と言われることが増えたので、それを信じていきたいと思います。